シンバイオ製薬爆上げ! トレアキシン液剤 【RTD製剤】販売へ
シンバイオチャート
シンバイオ製薬株式会社(本社:東京都、以下「シンバイオ」)は、トレアキシン点滴静注液 100mg/4mL(トレアキシン®液剤RTD製Ready-To-Dilute:溶解不要で希釈するのみの製剤)を、本日より発売することをお知らせいたします。
シンバイオは、2017年9月にEagle Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国ニュージャージー州)との間で、トレアキシン®液剤(RTD製剤及びRI製剤)の日本における独占的ライセンス契約を締結し、トレアキシン®の製品ライフサイクルマネジメント戦略として特許保護を通じて2031年まで延長することを可能としました。
トレアキシン®液剤「RTD製剤」は、現行のトレアキシン®凍結乾燥剤「FD製剤」に比べて、手動による煩雑な溶解作業が不要であり、溶解に要する時間を短縮する事ができ、医療関係者の負担を大幅に低減することにより大きな付加価値を提供できます。
また、トレアキシン®液剤「RI製剤」(急速静注製剤)につきましては、現在、安全性に関する臨床試験を実施中で、今年度中に承認申請の予定です。米国市場においては急速静注製剤「RI製剤」(BENDEKA®)につきましては、既に米国FDAから承認を取得しており、Teva Pharmaceutical Industries Ltd.(本社:イスラエル)により販売されております。
点滴投与時間が10分間と大幅に短縮されることから、患者さん及び医療関係者の負担が大幅に軽減されます。
吉田文紀社長兼CEOは、「トレアキシン®の次世代製剤であるRTD製剤の発売により製品ライフサイクルの大幅な延長が可能となり、また従来のFD製剤に比べ利益率の改善による事業上のメリットは大きくRTD製剤への切替えを速やかに進めてまいります。
また現在申請中のr/rDLBCLの追加適応の承認取得により、事業の黒字化を早期に実現できるものと確信しております。」と語っています。なお、本件が 2020 年 12 月期業績に与える影響はありません。
2021 年 12 月期業績予想につきましては、2020 年 12 月期決算短信にて開示いたします。
まとめ
今回の販売開始したのはRTD製剤ですね。
溶解の必要が無くなったことで簡便に製剤を患者に投与出来るようになりました。
これにより、使用者の増加や取り扱いする病院が増える事が予想できますね。
シンバイオは2021年に黒字化を目指しています。
RT製剤も承認されればさらなる追い風がシンバイオに吹くかもしれませんね。