FOMC声明文
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は27日、米連邦公開市場委員会(FOMC)後に記者会見を開いた。主な発言は次の通り。(随時更新します)
・ゼロ金利と資産購入の維持を決定
・経済回復が完了するまで経済への強力な支援を続けると約束する
・コロナウイルスの拡大とソーシャルディスタンスで、経済の回復はここ数カ月で緩やかになった
・先日決まったコロナ対策は追加の支援となる
・インフレはしばらくの間、2%を適度に超えるようにする
・(GameStopなど今週の株価の高騰についての記者の質問に)特定の企業や日々のマーケットの動きについてはコメントしない
・財政政策は非常に重要
・景気の完全回復はまだ遠い
・金融システムの脆弱性は現時点で穏やか
・過去数カ月の資産価格の上昇は金融政策ではなく、ワクチンや財政の期待によるもの
・低金利と資産価格の関係は人々が考えるほど緊密ではない
・金融不均衡には金融政策ではなくプルーデンス政策で対応
・一時的な物価上昇は静観(今後数カ月、前年の反動で物価上昇率が高まる可能性を踏まえた発言)
・変異種やワクチン接種の進展は予見不能。基本ケースを持ちつつ、幅広い可能性を検討
・私はワクチンを1回接種、2回目も近く接種する
・資産購入の縮小(テーパリング)を話すのは時期尚早(premature)。ガイダンスを作ったばかり
・時期が来たならば事前に検討することを話す
・ディスインフレと戦ってきた。西欧や日本のように、世界では物価に下押し圧力がかかっている
・厄介なインフレは当面起こりづらい
・イエレン財務長官と政策運営上、良好な関係を築けると確信している