日経平均株価 来週どうなる?
今週の振り返り
今週はよく下げた一週間となりましたね。
週のはじめは買い戻しが入るものの
翌日の火曜日は天皇誕生日で市場はお休み、その後開けた市場は暴落で開始しました。
そして、金曜日に大暴落。
四年ぶりの1200円下げという
久々に大きな調整というのか?
下落が起きましたね。
今回の背景には米国債の金利上昇があるようです。
急な米国債の金利上昇により米株が売られ国債の方に資金が流れました。
金利と株の関係に付いて
ここで一応、なぜ米国債の金利が上がると株がさがるのか?を簡単に説明していきます。
米国債というのは、基本的には安全な投資先です。日本の国債と同じように元本は保証されており
元本割れしないのが特徴です。国債を買う事で国にお金を貸す対価として金利を得られる訳ですが
基本的には金利というのは株式の配当金より低い状態になっています。
しかし株高や配当金の減配による株式のリターン減少に加え
国債自体の値下がりなどで金利が上昇し
株式でリスクを取るよりも、安全な国債を購入したほうが、ローリスクなのに株式と同じリターンを得られるようになります。
なので株式市場からお金が逃げて、国債の方にお金が集まります。
という流れが今回の暴落ですね。
日本株式には関係ないと思う方も居るかと思いますが、日本株式市場の参加者の殆どは海外投資家という事実があるので
海外で、こういう動きがあると、日本の市場からお金が逃げていくわけですね。
日経平均株価先週比
今週の日経平均株価終値は
28966円
先週の日経平均株価終値は
30017円
日経平均株価先週比
-1051円
いやーものすごい下落でしたね。
ついに下げトレンド入りしたように見えますね。
日経平均株価PBR
PBR1.26と一ヶ月ぶりの水準ですね。
日経平均株価恐怖指数
恐怖指数は28.3とこれも一ヶ月ぶりの高値となってますね。
この恐怖指数が高まると投資家心理がかなり弱気となっているという状態なので
28.3という数字はとても高い訳では無いですが、何かのニュースで暴落しやすい状況です。
因みに一ヶ月前といえばゲームストップの問題が起きた時ですね。
日経平均株価騰落レシオ
短期は58.53
長期は102
短期的にはとっても売られています。
金曜日に関しては
上がった銘柄は172銘柄
下がった銘柄は1985銘柄
長期的には、まだまだ騰落レシオは低くないですね。
短期的には買い戻しが入りそうです。
日経平均株価空売り比率
今週の空売り比率はまだ42.9ととても高い訳ではないく、今週を通して空売り比率は高い日が少ないですね。
まとめ
恐怖指数は世界的に高くなりつつあり、一ヶ月前の状態はゲームストップによる短期的な混乱で上昇した訳ですが、今回は米国債の金利上昇という背景を見ると
一過性的なものでは無いように思えますね。
空売り比率も高くないので、上げ圧力はまだ高くなく何なら来週から売ってくるかもしれませんね。
しかし、騰落レシオを見ると短期的にはやはり売られすぎているので月曜日は買い戻しが入ると思われますね。
その後はダラダラ下落していく可能性がありそうですね。