さくらインターネット大暴落 下方修正発表
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さくらインターネット(3778):生成AI向けGPUインフラ投資の先行期、1Qで赤字転落 株価急落の背景とは?
決算発表後の翌営業日に暴落、ストップ安へ

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📋この記事でわかること
✅事業内容
✅事業領域の構成と主力サービス(クラウド/GPU/物理インフラ等)
✅決算概要 2026年3月期第1四半期(2025年4〜6月)の業績詳細と通期見通し
✅株価暴落の理由
✅決算直後のPTS取引での急落理由、投資家の過剰反応、株価下方修正の背景など
✅今後の見通しとリスク
✅今後計画される戦略展開と収益回復の条件、課題とリスク要因
① 事業内容
さくらインターネットは、以下のような多角的なインフラ・クラウドサービス事業を展開しています。
クラウドサービス:VPS(仮想専用サーバ)、レンタルサーバなどの定額クラウドサービス
GPUクラウドサービス:生成AI処理に特化した高性能GPUインフラの提供。2025年3月期より主力セグメントとして急成長中
物理基盤サービス:データセンターのハウジングや専用サーバレンタル等の物理インフラ提供
その他の付帯サービス:MSP(運用監視)、セキュリティ、HPC統合などをグループ企業経由で提供
② 最新決算まとめ(2026年3月期 第1四半期:2025年4〜6月)
売上高:74.9億円(前年同期比+26%)と堅調な伸び
営業利益:▲4.57億円の赤字(前年同期は黒字)
経常利益:▲4.38億円、純利益:▲3.24億円と赤字転落



売上はGPU関連が大きく牽引するも、減価償却費・電力・賃料などの先行コスト負担が収益を圧迫したため
通期業績予想も大幅下方修正:営業利益が前年比▲91.6%減の約3.5億円へ(前年比9割減見込み)
GPUサービス売上予想見直し:当初158億円の見通しが85億円に半減、その他セグメントは上方修正
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③ 株価が暴落した主な理由
PTS(場外取引)での急落:決算発表直後に市場が業績の悪化を即座に織り込み、ストップ安水準まで売り込みが加速
市場のネガティブ評価:通期予測の大幅下方、9割減益見通し、赤字転落、大型案件終了など、ネガティブサプライズが集中
AIアルゴリズム売買の影響:自動売買やセンチメント分析が即時反応し、決算内容のネガティブ評価による売りを加速させた
流動性の少ないPTS:出来高が少ないため、一方向の買いや売りで株価が急変しやすい特徴を持つ
実際、7月28日の決算発表後には28.70円(▲約19%)の急落となり、東証プライム全体でトップクラスの下落率となった 。
④ 今後の見通しと課題
🔹 ポジティブ要素
生成AI市場の成長性:GPUクラウドの需要は継続的に拡大傾向。NVIDIA B200/GPUなど新製品導入でサービス強化中
政府認証クラウドの取得:国家レベルのセキュリティ認証(Government Cloud)に向けた人材採用・整備を進めており、国産クラウド需要での優位性期待
⚠️ リスク・課題
利益率の回復速度:先行投資によるコストが重く、成果となって現れるまで時間がかかる。稼働率向上と大口顧客獲得が急務
コスト管理:電力費や減価償却、データセンター維持費が重荷。円安による輸入機材のコスト増も圧迫要因
財務健全性の維持:借入負債やリース債務が増加するリスク。キャッシュフローの動きに要注目
👏 総括
さくらインターネットは、生成AI対応のGPUインフラへの先行投資によって売上は急増しているものの、第1四半期で赤字転落、通期業績見通しの大幅下方修正という痛手を負いました。その結果、PTSでの勢いある売りが株価を大きく押し下げ、▲19%超の暴落が起きています。
一方で、AI市場の高い成長性や国産クラウド体制の強化という中長期のポテンシャルもあります。今後は、GPUサービス収益化のスピードと利益率の改善、継続的なコスト管理が鍵となります。
では、閲覧ありがとうございました。
サラリーマン投資家テリテリでした♪
またお会いしましょう♪