ANA今期業績予想・配当未定

[東京 28日 ロイター] – ANAホールディングス(9202.T)は28日、2021年3月期の連結業績予想、配当予想を未定と発表した。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、各国の入国制限、国内の外出自粛や海外への渡航制限が実施されており、今後も厳しい事業環境が続く見込みで、業績への悪影響は必至だが、「終息時期が不明な現段階で業績見通しを合理的に算定することは困難」としている。

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コロナウイルスで一番大打撃を受けているのは航空会社かも知れませんね。

この原油安で本来なら利用客が増えるはずの航空会社ですが、記事の様に入国規制や国内の外出自粛や渡航制限などで利用者が激減している様ですね。

売上高-4.1% 営業利益-63.2% 経常利益-62.1% 当期純利益-75%

◎航空事業
米中貿易摩擦をはじめとする世界経済の冷え込み等により、国際線貨物の需要が低迷したものの、堅調な国内線旅客需要や国際線ネットワークの拡大等により、第3四半期までの業績は堅調に推移しました。第4四半期は新型コロナウイルスの感染拡大による、世界各国の入国制限措置や国内の外出自粛等の影響で国内外の移動需要が急激に減退し、当期の航空事業の売上高は1兆7,377億円(前期比4.2%減)となりました。航空需要減退に対して、国際線・国内線ともに運休・減便を実施し、燃油費・空港使用料等を抑制したものの、安全・品質サービスの更なる向上や首都圏空港の発着枠拡大に備えて、機材費・整備費等が増加したことから、営業利益は495億円(同69.1%減)となりました。
なお、当社グループは、英国SKYTRAX社から、顧客満足度で最高評価となる「5STAR」に8年連続で認定された他、世界の航空データを分析・評価するグローバルブランドであるCIRIUMのThe On-Time PerformanceAwardsにて、2019年の定時到着率がアジア・パシフィック地域で1位、全世界では2位に認定されました。

ANA決算発表より

飛行費は維持費がめちゃくちゃ掛かる事業で粗利率もそう高くないのが現実です。

実際に売上高が1.9兆円あるのに営業利益が600億円しかないとなると、今後のコロナウイルスが長引くと赤字転落も視野に入れなくてはいけないかも知れませんね。

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