大戸屋退職者相次ぐ
過去にも記事にして来てずっと追ってきたコロワイドと大戸屋の買収劇場。
結果はコロワイドの買収で決着が付きましたが
蓋を開けてみると、さらなるお家騒動がありました。
智仁氏↓
大戸屋の会長が無くなり、大量の大戸屋株を保有していた長男である智仁氏が大戸屋から退職をし、コロワイドに保有株を手放し今回の買収劇を許してしまった訳ですが…
先日、ガイアの夜明けに長男が出てましたね。
大戸屋の経営陣に不満をもっていたらしく、大戸屋の会長で智仁氏のお父さんである会長が亡くなった2日後に海外出向を命じた事が
長男である智仁氏と大戸屋経営陣との間に亀裂が入り
長男の智仁氏が大戸屋を去る結果となりました。
その後、智仁氏はベンチャ企業を立ち上げ介護施設へのデリバリーサービス業者を立ち上げます。
そこで、声をかけたのがコロワイド側
智仁氏のベンチャ企業を評価し、大戸屋買収後の役員に智仁氏を就任させました。
なぜ、智仁氏と決裂したまま大戸屋は放置してしまったんですかね。
智仁氏が株を保有したままでは無く和解するか、大戸屋が株式を全て購入するなど手を打たなかったのが致命的な結果となってしまいましたね。
後の祭りですが、、
長男が親から引き継いだ株式を他社へ手放すとは思わなかったんでしょうね。
そんな買収された大戸屋ですが
退職が相次いでいる様です。
コロワイド側の会長である蔵人金男氏が社内報に
「牛角はいまだにあいさつすらできないばかが多すぎる。家庭が劣悪な条件で育ったのだろう」
「私に逆らっても始まらない。所詮、コロワイドが買収した会社。生殺与奪の権は、私が握っている。さあ、今後どうする。どう生きていくアホ共よ」といった文章が掲載された様です。
半端ないすっね(笑)
こんな事、会長が言い出したら
働いている人達は普通に恐怖しますよね
僕ならドン引きするなぁ
話は逸れますがチンギスハンでもこんな話があります。
チンギスハンとジャムカとの十三翼の戦いという実話があります。
チンギスハンに味方していた氏族の捕虜が戦い後に釜茹でされて処刑されてしまいました。
それにより、チンギスハンの相手であったジャムカはこの残虐な処刑により
人望を失いチンギスハンの方に逃げる部下が続出したそうです。
この様に、過度な恐怖を与えてしまうと部下(職員)は離れてしまう訳です。
今回のコロワイド会長である蔵人金男が社内報で流した恐怖を覚えさせる内容の文面は
急に買収された大戸屋経営陣や職員からしたら退職するのに十分な理由となるでしょう。
買収された事により、
大戸屋の職員は働き方が180度変わったと言ってもよく
今までコストはかかっても手間をかけて作っていた定食やカット野菜なども
今度からはセントラルキッチン方式となり
大手チェーン店と同じように
工場で大量に下処理または作られた物を提供するだけのお店へとなります。
従来の社風にホコリや、やり甲斐を持っいた職員も沢山いるでしょう。
そんなこんなで退職が相次ぐのもわかりますね。
更には大戸屋社員からは大戸屋経営陣への不満が出ている様で…
「現経営陣はもともと三森久実氏のイエスマンで、自分の頭で物事を考えてこなかった。無能な連中のせいでこんなことになった」
など、内からもかなり不満がでていますね。
大戸屋と職員が可愛そうでなりませんが
これが経済で社会なんでしょう。
しかし、コロワイドのやり方が何処まで通用するのか?
とても気になりますね。
今回の買収は本当にコロワイドにとってプラスだったのでしょうか?
今後の株価や決算発表が気になります。
そもそも何故敵対的買収されてしまったのかは過去記事で触れています。
では閲覧ありがとうございました!
テリテリでした♪